絵とかなんとか色々置いておく場所です。
潮風にのって、どこへともなく昇っていく光の綿毛。
アバンダと名乗ったあのマリオネットは、旅立っていったのだ。
最期にあたしの名前をよぶとき、“彼女”は一瞬躊躇ったみたいだった。
まるで、本当は別の名前を呼ぼうとしてたみたいに。
あたしの名前はフォウロン。
生まれてすぐ両親を亡くしたようで、天涯孤独として育った。
昇っていく潮風に翻る金髪はルーンミッツガルド(この国)で珍しくない。
剣士ギルドの前で泣いていたらしいが、あたしは踊り子になることを選んだ。
聖職者曰く、僅かにデバインプロテクションのようなオーラもあるようだけど。
なぜだか、聖堂に近づくと頭がいたくて。
出来るだけ、聖堂に近づかなくて済む職業を選んだ結果。
だけど。
既に消えた光の跡を見やる。
アバンダに触れたとき、一瞬だけ見えた姿。
聖職者の「あたし」と、使い込まれたジュルの刃。
おそろいのクリスマスリング。
「……気にしてても、始まんないわよねっ」
勢いをつけて、ブーツを鳴らす。
「また、会えるといいね。」
最期の言葉を背中越しに呟いて、港町を歩く。
時系列いんでっくすに戻る
アバンダと名乗ったあのマリオネットは、旅立っていったのだ。
最期にあたしの名前をよぶとき、“彼女”は一瞬躊躇ったみたいだった。
まるで、本当は別の名前を呼ぼうとしてたみたいに。
あたしの名前はフォウロン。
生まれてすぐ両親を亡くしたようで、天涯孤独として育った。
昇っていく潮風に翻る金髪はルーンミッツガルド(この国)で珍しくない。
剣士ギルドの前で泣いていたらしいが、あたしは踊り子になることを選んだ。
聖職者曰く、僅かにデバインプロテクションのようなオーラもあるようだけど。
なぜだか、聖堂に近づくと頭がいたくて。
出来るだけ、聖堂に近づかなくて済む職業を選んだ結果。
だけど。
既に消えた光の跡を見やる。
アバンダに触れたとき、一瞬だけ見えた姿。
聖職者の「あたし」と、使い込まれたジュルの刃。
おそろいのクリスマスリング。
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「また、会えるといいね。」
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HN:
詩柳耶琴
性別:
非公開
自己紹介:
ラグナロクオンラインのアマツ萌え&自キャラによる人形遊びな実験的短編置き場
といいつつ、いろいろ詰め込んであります。
このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社Gravity並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
© Gravity Co., Ltd. & LeeMyoungJin(studio DTDS) All rights reserved.
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なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
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