忍者ブログ
絵とかなんとか色々置いておく場所です。
[ 189 ]  [ 190 ]  [ 191 ]  [ 193 ]  [ 192 ]  [ 186 ]  [ 185 ]  [ 184 ]  [ 183 ]  [ 181 ]  [ 180
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ふたりへのお題ったー http://shindanmaker.com/122300

湖斗夜へのお題:手をつないで、微笑んだら/(わらえ、わらうんだ)/重たい荷物だから持つんでしょう

拍手[0回]


手をつなぐことは、思えばあまりなかった。

俺の手は爪  彼女の手は杖


笑顔は、いつもの君の顔。

微笑んで、癒しの加護を降ろして

儚い 何よりも確固    陽だまり



“金色の聖女”


そう謳われた、ただ一人の愛しい螢。

白く変わってなおも 君の顔は、微笑んでいた


彼女の手は、光。

俺の手は、血まみれの爪。

 ************************************************

うっすらと、声が響く

『湖斗夜は笑ってる顔が暖かくて好き』

うっすらと、虚声が響く

【さぁ、嗤おう】

うっすらと声が響く

『湖斗夜が笑ってることが、アタシの幸せ』

うっすらと虚声が響く

【          】



口角が上がる。

頬を伝うものは、なんだろう?

目頭が落ちる。

俺を見てる相手が、ワラッテイル。


 ************************************************

 書類を机に置き、紙擦れを聞きながら唯一の照明だった机上用の小さなランプに息を吹きかける。

『随分仕事がたまっているようだな? 予定より5秒遅いぞ』

「悪かったよ。ああ、そっち用の書類は戸棚の一番下な」

『いつもの場所だろう、言う必要はない。
 もう一つの方は…聞くまでもなさそうだな』

「まぁな」

 闇の中、俺のおどけた声と密やかな苦笑が聞こえる。

「抱える覚悟が決まったか?」

「荷物ってな、何にしても重いもんだ」

「だからこそ、だろう」

 一瞬だけ相手が俺の傍に立ったのか、聖堂の中では感じない冷たい気配が通って消える。
 サービスのつもりか、机の上の照明にご丁寧にも炎が灯る。

「いつまでも、重いからって放りっぱなしじゃぁ、な」

 苦笑しつつ。胸のロザリオを撫でる。


時系列いんでっくすに戻る
PR
コメント(0)
コメントを投稿
名前:
メールアドレス:
URL:
タイトル:
コメント:
パスワード:  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ほねほねくろっく
ブログ内検索
プロフィール
HN:
詩柳耶琴
性別:
非公開
自己紹介:
ラグナロクオンラインのアマツ萌え&自キャラによる人形遊びな実験的短編置き場

といいつつ、いろいろ詰め込んであります。

このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社Gravity並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
© Gravity Co., Ltd. & LeeMyoungJin(studio DTDS) All rights reserved.
© GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
バーコード
忍者ブログ [PR]


Copyright(c) 覚書帳 All Rights Reserved.
Template By Kentaro