絵とかなんとか色々置いておく場所です。
手にするカタールが意味するのは、噴き上がる炎。
安全圏ギリギリまで精錬をかけたそれに刺さるのは、凶暴で知られる黒い毒蛇の魔力を宿したカード。
カタールでは発動しない筈の、二回攻撃を可能にするそのカードの効力と、象った形そのものを身に宿すカタールで切り裂くのは、砂の魔物 スリーパー。
近くに聳え立つタナトスタワーから溢れる魔力にあてられた砂が固まって産まれたとか、そんな俗説がささやかれるも、こいつらの力の源は解明されていない。
ただ分かっているのは、大地から産まれ出で、その塊を身に宿すということだけ。
襲い掛かるその砂の腕を躱しながら、カタールを振るう。
天上にいると言う世界の調節者の気まぐれか、現役時代よりも軽くなった体。
一ステップの避け方が違う。
振るう腕の軽さが、違う。
医者曰く、足の腱は切れたままであるという。
それでも、この速さは。
『湖斗夜? ちょっといいー?』
思考を遮るように、脳内に響く声。
『珍しいな、お前から連絡とは』
『ギルドマスター命令だもぉん』
相も変わらない軽い口調が、脳内に響く。
『用件は、昇進か?』
『んもうー、せっかくカッコつけて伝言しようとおもったのにぃ』
声の調子は、まったく残念に思っていなさそうだ。
『戻ってくる気は、ないんだよね?』
『どのツラさげて戻れって言うんだよ』
会話の間にも、砂の魔物がカタールに残滓を残して土に溶けていく。
『マスターはね、ギルドにいて欲しいってさ』
調子のいい声が、少しだけ、真を帯びる。
『ねえ、湖斗夜?』
『……俺は、アサシンだよ。他の何にも、なれやしないさ』
苦笑を漏らして、脳内の声に応える。
ホルターには、この狩り場で使うことはないトリプルクリティカルジュルが収まっている。
その柄に一瞬指を滑らせ、炎のカタールを一閃。
目の前の砂の魔物が、溶ける。
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安全圏ギリギリまで精錬をかけたそれに刺さるのは、凶暴で知られる黒い毒蛇の魔力を宿したカード。
カタールでは発動しない筈の、二回攻撃を可能にするそのカードの効力と、象った形そのものを身に宿すカタールで切り裂くのは、砂の魔物 スリーパー。
近くに聳え立つタナトスタワーから溢れる魔力にあてられた砂が固まって産まれたとか、そんな俗説がささやかれるも、こいつらの力の源は解明されていない。
ただ分かっているのは、大地から産まれ出で、その塊を身に宿すということだけ。
襲い掛かるその砂の腕を躱しながら、カタールを振るう。
天上にいると言う世界の調節者の気まぐれか、現役時代よりも軽くなった体。
一ステップの避け方が違う。
振るう腕の軽さが、違う。
医者曰く、足の腱は切れたままであるという。
それでも、この速さは。
『湖斗夜? ちょっといいー?』
思考を遮るように、脳内に響く声。
『珍しいな、お前から連絡とは』
『ギルドマスター命令だもぉん』
相も変わらない軽い口調が、脳内に響く。
『用件は、昇進か?』
『んもうー、せっかくカッコつけて伝言しようとおもったのにぃ』
声の調子は、まったく残念に思っていなさそうだ。
『戻ってくる気は、ないんだよね?』
『どのツラさげて戻れって言うんだよ』
会話の間にも、砂の魔物がカタールに残滓を残して土に溶けていく。
『マスターはね、ギルドにいて欲しいってさ』
調子のいい声が、少しだけ、真を帯びる。
『ねえ、湖斗夜?』
『……俺は、アサシンだよ。他の何にも、なれやしないさ』
苦笑を漏らして、脳内の声に応える。
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HN:
詩柳耶琴
性別:
非公開
自己紹介:
ラグナロクオンラインのアマツ萌え&自キャラによる人形遊びな実験的短編置き場
といいつつ、いろいろ詰め込んであります。
このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社Gravity並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
© Gravity Co., Ltd. & LeeMyoungJin(studio DTDS) All rights reserved.
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なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
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