絵とかなんとか色々置いておく場所です。
ビンに入った赤い液体。
指で封を切って、勢いよく喉に流し込む。
刹那。
心臓が一度、高く鼓動を刻む。
血管が、神経が、研ぎ澄まされる。
手の中の刃が、重い。
神速の祝詞のそれとあわせて、迅く、腕が動く。
目の前に立ちふさがっていた影が、刃に切り刻まれていく。
狂気。
そう呼ばれる、赤い液体。
効力の強さ故にこれを飲めるのは、限られた一部の職業で、道を究めるに近くなった者だけ。
ハイスピードポーションの比になんかならない、その効力。
その赤は、いつか海と広がっていた液体を思い出す。
狂気。
騎士故に制御できるとされるソレを、その身に宿した黒。
暗殺者ギルドで、無敵と最強を謳われた、あたしのお兄ちゃん。
真っ暗な闇の中、鼻をつく強烈な匂いと、影。
いつかの光景が、いまも目を離れなくて。
かみさまなんかいないんだと。そう、幼いながらに知ったあの光景。
だから。あたしはいつも、忘れたフリをする。
赤いソレに、呑まれてしまいそうで。
いつも、ショルダーの奥の方にしまい込む。
ながめるのは、いつも狩から帰ってきて、眠る前。
時系列いんでっくすに戻る
指で封を切って、勢いよく喉に流し込む。
刹那。
心臓が一度、高く鼓動を刻む。
血管が、神経が、研ぎ澄まされる。
手の中の刃が、重い。
神速の祝詞のそれとあわせて、迅く、腕が動く。
目の前に立ちふさがっていた影が、刃に切り刻まれていく。
狂気。
そう呼ばれる、赤い液体。
効力の強さ故にこれを飲めるのは、限られた一部の職業で、道を究めるに近くなった者だけ。
ハイスピードポーションの比になんかならない、その効力。
その赤は、いつか海と広がっていた液体を思い出す。
狂気。
騎士故に制御できるとされるソレを、その身に宿した黒。
暗殺者ギルドで、無敵と最強を謳われた、あたしのお兄ちゃん。
真っ暗な闇の中、鼻をつく強烈な匂いと、影。
いつかの光景が、いまも目を離れなくて。
かみさまなんかいないんだと。そう、幼いながらに知ったあの光景。
だから。あたしはいつも、忘れたフリをする。
赤いソレに、呑まれてしまいそうで。
いつも、ショルダーの奥の方にしまい込む。
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HN:
詩柳耶琴
性別:
非公開
自己紹介:
ラグナロクオンラインのアマツ萌え&自キャラによる人形遊びな実験的短編置き場
といいつつ、いろいろ詰め込んであります。
このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社Gravity並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
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なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
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