「黒き疾風」「風魔」などと呼ばれ、暗殺者ギルドでは知る人ぞ知る存在であるが、実際に知られているのは暴走していた引退前の三年間ほどのことであり、「風魔」の二つ名はその頃の冷酷非情なまでの仕事ぶりを見た同業につけられた。
暴走前でもギルド内屈指の実力者ではあったが、滅多にギルドの仕事をしないことから、「黒き疾風は走らない」と揶揄されることもあったとかなかったとか。

バーサーカー持ちであることはアサシンギルドでもマスターと名もなきものしか知らない事実であり、引退の理由を知るのもごく一部の幹部のみである。

引退後は極々稀に人員不足などの理由で持ち込まれる聖堂との連絡業務をする程度であり、“仕事”については聖職者の血の穢れへの禁忌を言い訳に、本当にどうしようもなく人員がいないときのみ受けたり受けなかったり。
理由は「内緒」ながら、アサクロになった上アクビまで上り詰めたとかギルド内でも異色にもほどがあり、今までよりいろんな仕事が持ち込まれるようになって「予想通りではあるけど割とめんどくさい」ようです。

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螢の死後、何を思ったのか聖堂勤務をしてみた結果、転生まで登りつめちゃったという、マジメに修行してる人達からは大ブーイングがおきそうな勢いのノリ。
髪の長さは肩口ほどで揃っているように見えて、実は腰ほどもある長さという詐欺仕様。

基本的に温和な人格で通しているものの、ある一定以上の立場の人たちには元暗殺者だとバレている（というかバラした上で聖職者になっている）ので、聖堂前で受付をしているシスターなどには、苦笑交じりに生暖かく見守られている。
ちなみにプロンテラ大聖堂の奥にある執務棟にはアークビショップという位階ゆえにあてがわれる執務室もあるが基本的にそこにいることはなく、極稀に執務室にいるときでも大抵暗殺者ギルドの人間と話してるので照明がともることはあまりない。
聖堂と暗殺者ギルドの橋渡し的な役を主に請け負う。

いつも頭につけてる未精錬ワイズリボンは、形見。
肌身離さないその様から、何を言っているわけではないが「大切な人のものだったのだろう」というのは暗黙の了解。

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アサシンとして行動してたころ、隠密用として商人ギルドにもぐりこんでいた。
とある事情によりアサシン引退後はそのままＢＳまで転職してみたと言う。
髪色は黒のままだが、アサシンモード・ＨＰモードと違って髪が長い。
理由は、螢が死んでからずぼら一直線になって髪を切らなくなったため（笑）。

ノリでホワイトスミスまで上り詰めてしまった。（（

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