絵とかなんとか色々置いておく場所です。
最初にそう思ったのはいつだっただろう。
「樫平の? もしや後悔しているのではあるまいねえ?」
思考を遮るように、天井から人外の声が聞こえる。
「後悔? おぬしの口から聞く言葉とは思えぬな、御前?」
そうとも、後悔の念などとうに忘れた。
騒がしさがやってくる。
「見つけたぜ、樫平」
「おやおや、烈将殿。このような時分に何か御用で?」
「天津を転覆させんと企んでんのは、もうお見通しなんだよ。神妙にしやがれ」
威勢のいいだけの声。
まったく、五月蝿い小童よ。
「のう、烈将殿」
点てていた茶を、側におく。
「女郎蜘蛛、という怪をご存知ですかな?」
合図。
目の前の童が、天井から伸びた白い糸に絡められる。
「な……っ」
「安心しなされ、きちんとした裁きを受けさせて差し上げますとも。
叛逆者としてのう」
内から込みあげる笑い。
白い糸は、縄に変わっている。
そうともさ。
欲しいものは、奪うもの。
たとえ、どんな手を使おうとも。
たとえ、この身を妖に売ろうとも。
「樫平の? もしや後悔しているのではあるまいねえ?」
思考を遮るように、天井から人外の声が聞こえる。
「後悔? おぬしの口から聞く言葉とは思えぬな、御前?」
そうとも、後悔の念などとうに忘れた。
騒がしさがやってくる。
「見つけたぜ、樫平」
「おやおや、烈将殿。このような時分に何か御用で?」
「天津を転覆させんと企んでんのは、もうお見通しなんだよ。神妙にしやがれ」
威勢のいいだけの声。
まったく、五月蝿い小童よ。
「のう、烈将殿」
点てていた茶を、側におく。
「女郎蜘蛛、という怪をご存知ですかな?」
合図。
目の前の童が、天井から伸びた白い糸に絡められる。
「な……っ」
「安心しなされ、きちんとした裁きを受けさせて差し上げますとも。
叛逆者としてのう」
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白い糸は、縄に変わっている。
そうともさ。
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たとえ、どんな手を使おうとも。
たとえ、この身を妖に売ろうとも。
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詩柳耶琴
性別:
非公開
自己紹介:
ラグナロクオンラインのアマツ萌え&自キャラによる人形遊びな実験的短編置き場
といいつつ、いろいろ詰め込んであります。
このページ内における「ラグナロクオンライン」から転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と開発元である株式会社Gravity並びに原作者であるリー・ミョンジン氏に帰属します。
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なお、当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・配布など)は、禁止しています。
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