背中っつか肩甲骨のあたりが重いんですよ；　きっと肩が凝りすぎなんでしょう；

ってとこから思いついた。

[0回]

「もしも翼が生えていたら、何色だろうね？」


「またそんな非現実なことをいう。」

「いいじゃないか。人間ってヤツは、色んなものを背負っている
　それが翼だと置き換えたって、さしてかわりゃしないだろうよ」

「ばかだなぁ。人間が背負ってるものなんて大したものはないさ。
　人間の肩にあるのは、腕や眼の酷使による肩こりだけさ」

「夢がないねえ」

「それが事実だからねえ」

「それでも、その酷使は何らかの目的のためだろう？」

「…」

「ただ遊んだ結果かもしれない。けれど、それは何らかの希望があるからだ。
　だとしたら、何かを背負っているといえるんじゃないかな」

「…」

「非現実だと、笑うかい？」

「ああ、非現実この上ない。正直、肉体というものそれこそが無駄なものだと、
　時にそう思うがね」

「確かに容易に傷つくし、重たい。けれど、肉体があるからこそ感じられるものもあるよ」

「感情も無用だと、そんなことも思うよ。
　感情がなければ、傷つくことも悲しむこともないのに」

「そうなったら何を楽しみにいきる？　感情があるから、楽しいと思えるんだよ」

「…お前とは、本当に意見が合わないようだな」

「だね。」


「そんなお前だから、きっと……」

「へ？」

「…なんでもない」

「？？？」